2012年5月13日日曜日

Bridgestone MOULTON (ブリヂストンモールトン)はどんな自転車?





potavel figo! aso です。



今夜はBridgestone MOULTONという名の自転車を


すこ~しだけ深堀してみます。








ちょい乗り程度の気軽さを求められながらも


こだわり凝縮濃度がずば抜けて高い小径車。




高級な見た目もくすぐるこんな自転車も


なんで高いかわからない。






え?18万? 




ちゃんとしたロードバイク買えるよね?


モールトンってもっと高いよね?100万円はするよね?






はい。皆様のおっしゃる通りでございます。








ただ・・・




それ以上は意外にもあまり知られていない。というか


ほんの少しでも興味を持ってくれたのならもう少しだけ


覗き込んで欲しいなぁ。と。




調べればわかる。


でもそこまでする時間も手間も惜くて


いつまでたってもなんとなくの方へ。






もし興味が出たら店頭へどうぞ。


さらっと流して見た時とは違った見え方に


まばたきも忘れて乗ってる自分を想像してると思いますよ。








簡単に言えば、


走りたくなる小径車。




BSM-R9
¥180,000
151cm~








chamomile yellow
¥180,000(intax)




grass
green
brooks custom
¥201,000(intax)







車のMINIのサスペンション設計者でも有名な

イギリスのアレックス・モールトン博士が興したブランド(博士と同名)と

日本のブリヂストンサイクル社が両ブランドの次世代の方向性を模索しあう中で

引き寄せ合って1999年に生まれたブランドがBridgestone MOULTON

この名前ではまだ13年とまだまだ新しいブランド。



走り出しや加速の軽やかさはもちろん、何よりも

造形美に惹かれてしまうのは仕方がないとしても

それだけではこうも知れ渡るはずがありません。



まずはフロントサスペンション。

初期アレックスモールトンをモデルとしていながら

ブリヂストンサイクルの技術提供はフロントサスペンション裏にある

トグルリンク、すなわち蝶つがい。(飛行機の着陸に出てくるあれと同じ構造。)





上下に動くサスペンションだけではねじれが生まれ摩擦抵抗が出てしまい



乗りやすさを妨げるために上下に集中し、摩擦抵抗を低減する大事な機構。


そしてリアサスペンション。



ダブルフジと呼ばれるこのサスペンション。

ゴムスプリングの荷重変形に耐えるため、中央部にアルミ板を接着。

ここもポイント。

これが円筒形なら接着部分に極度な力が集中してしまうため、

応力の緩和を求めた結果がこの形状。

自然なバネ特性はここのおかげ。

フロントのストロークを加味し40mmを確保。



変速はshimano capreo を採用したことで9段変速、

ギア比は26インチの自転車とほぼ変わらない走りと安定感。



そして、小さいタイヤで走っていたことを忘れる走行性能。

短めな450mm幅のハンドルは小径車によくありがちな

クイックすぎるふらつき感を抑えた操縦性。

小径車では異例の1080mmホイールベース(前後のホイール車軸間距離)で

走行安定性は手放し運転でテストするほどw



デイリーに使うための必須条件としてまたぎやすさは万国共通。

ステップスルーなFフレームで問題なし。(まん中から乗り降りラクチン


コーナーリングで小回りチェックももちろん済み。

スラロームでの障害物回避でもお手の物。

フレームにかかる応力分散はブリヂストンの構造解析技術が駆使されるなど、


魅力のポイント説明は頭で理解するために説明も必要でしょうが、

最大の魅力はこの自転車ってどんな自転車なんだろうと思案を巡らす

ユーザーが後を絶たないことです。


この自転車でどこへ行こうか?

どんな人に出逢えるのか?

どんな体験が待ってるのか?


そこに人生の秘密基地が隠れていようもんなら

この上ない幸せです。



さぁ、その入口は2つだけ。



あなたなら

どちらの扉をあけますか?





次回は5/15UP




PASHLEY
CLUBMANのルーツ。




です。


今日から、数日はガーリック三昧のため、


おいしそうな目で見つめ過ぎないでくださいませ。


とはいえ、遠めのチラ見はご勘弁を!